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2012.06.23 Saturday | category:-
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レッツ・読書
2006.10.29 Sunday | category:
軽く考えたこと
SPIの国語の長文問題は、つかの間、就職活動のオアシスだ。
梅棹忠夫、遠藤周作、養老孟司と、いろいろな価値観が楽しめる。ちょっとしたジュークボックス。
話題は、文化や風俗から、哲学や宗教へと。
高校時代は見るや嫌悪していた内容でも、しきりと咀嚼しながら楽しむ自分を見て、価値観が広がったのだな、と感じる。代わりに割りをくったものは、いったいなんだろうか。ま、考えるまい。
ただ、その後の問題は、どうしてもいただけない。
筆者の言わんとする本質ではなく、文章の細かいくだりを問う。迅速かつ正確な作業には必要な能力だろうが、これでは文章の情緒が楽しめない。
なんて、思いながら、選択肢とにらめっこする自分。
やっぱり、背に腹はかえられまい。
ゆっくりしたら、本を読もう。
| author : もっちー | 00:44 | comments(2) | trackbacks(0) |
大前提を忘れてはいけません
2006.10.25 Wednesday | category:
くだらないこと
就活前夜。
大学出るときに、持ち物の再確認。
エントリーシート・・・持った
受験票・・・持った
はんこ・・・持った
筆記用具・・・持った
よし。かんぺき。
そして、大学に財布を忘れて、帰宅・・・就寝。
翌朝、あたふた。
いやぁ、まじでびびりました。
交番でお金を借りて、ぎりぎりセーフ。それもわずか190円。
お金は交番で借りられます。豆知識があってよかった。
| author : もっちー | 19:02 | comments(4) | trackbacks(0) |
皮肉な勝負運
2006.10.23 Monday | category:
くだらないこと
就活対策でこれまでの人生を振り返り、高校生のとき、将棋に打ち込んだエピソードを思い出した。
あれは、同級生に誘われて、高校の将棋大会・県予選に出たのがきっかけだった。
三人の団体戦で「将棋部(同級生)・陸上部(自分)・テニス部(先輩)」というアンバランスなチーム。(←この時点で、すでに何かがおかしい)
だけど、生兵法は通じなかった。自分は「五戦全敗」の惨憺たる成績。
ただ、運には恵まれていて、残りの二人が全勝したおかげで、全国大会に進出!笑
さすがに悔しくて、全国大会まで残された三ヶ月、受験勉強と陸上部そっちのけで将棋に打ち込んだことを思い出す。
翌年も同じ大会に出た。今回は「将棋部・陸上部・ブラスバンド部(後輩)」・・・失笑。
そしてこの年は、見事に「五戦全勝」。ブラスバンド部の後輩が全敗することは予想していた。なにやら前の年を思い出す。
ところが、最後の最後で、将棋部の同級生が不覚を取って、チームは敗退・・・
全敗しての優勝、全勝しての敗北・・・皮肉だ。
| author : もっちー | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
日記
2006.10.22 Sunday | category:
日記
ひさびさにサークルに行った。定期演奏会があったからだ。
演奏会もよかった。やっぱり一年生より二年生はうまいし、さらに三年生はもっとうまい。
独重奏も完成度が高かったし、達成感に満たされた後輩を見て、自分もなぜか満足する。
アンコールの終わり方なんか、自分のときよりもよかったと思う。
やっぱ、アンコールはアップテンポなのがいい。
今年引退の三年生でも、自分の「ひひ孫」になるのか。かなり時間がたった。
その後に、OB/OGで飲み会があった。どちらかというと、こちらがメインイベントだ。
一個上の代から、三個下の代くらいまで。20人くらいがわいわいと。
いろいろな再会もあり、いろいろな相談にも乗り。
みんなの近況を聞いていると、やたらとお酒も回る。
久々に会心の飲み会だった。とても刺激を受けた。行ってよかった。
とても楽しかったから、こうして日記に残しておこう。
| author : もっちー | 01:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
忙中にまどう閑
2006.10.20 Friday | category:
日記
「男が人前で泣くのは、生涯で三度だ」と、子供のころ、よく親から諭された。
たしかにあの頃は、ことあるごとに泣いていた気がする。負けん気が強くて、わがままだった。
それでも、この「忠告」は比較的よく守ったほうだ。
だけど、最近は、とんと涙もろくなった。
映画を見れば、うるっとくるし、本を読んでも、うるっとなる。
ちょっとした言葉のくだりが、心をゆさぶる。
いま家に戻って、『涙そうそう』を読んでいる。きっと忠告は守れないだろう。
だけど、泣くと心がきれいになる。涙がなにかをあらい流すのか。
そして、閑は時間を増やしてくれる。
不思議なものだ。
| author : もっちー | 02:55 | comments(3) | trackbacks(0) |
音楽のある生活
2006.10.15 Sunday | category:
本・映画
ついさっき、仕事の合間をぬって、CDを買ってきた。一年ぶりくらいだ。
Beautiful Songs 〜ココロデ キク ウタ〜
オムニバスはめったに買わないのだが、CMが気になっていたせいで、衝動買いしてしまった。いま流行のYou're Beautifulと、Bad Dayが聞きたくて。いやはや、満喫しました。
このアルバムを聴きながら実験をすれば、落ち着いてできそうだ。
そういえば、前回に買ったCDは、
アゼリン・デビソンという女性歌手だ。
『イマージュ3』で一目惚れして、わざわざCDを取り寄せてもらった。とてもいいCDで、何回も聞いて「ほっ」としていたのを思い出す。
ごそごそ探り出して、もう一度聞いてみようか・・・。
| author : もっちー | 20:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
論文の審査・・・
2006.10.15 Sunday | category:
軽く考えたこと
就職活動、実験とやること三昧だが、そこにボディーブローを打ち込んでくるのがOrganic Synthesis(OS)という論文の審査だ。実験の再現性に重きが置かれた雑誌で、「審査」というよりも、むしろ「実験の追試」である。
今回は、巷で悪評ばかりが目立つ、アジ化ナトリウムを使った反応だ。ポットに入れられて以来、毒物指定になったが、有機化学者としては「毒」というよりも「爆発」が怖い化合物である。それを50グラム近く使うので、気合を入れないと「大爆発・大やけど・病院行き」となる。
しかしこの審査、一つ一つの指示がとにかく細かい。再現性を重視するから、注意書きがうるさいのだ。「試薬はこの会社から買いなさい」「この器具は前もってオーブンに入れておきなさい」「20℃の水浴につけなさい」と。
手前味噌ながら、自分は実験がうまい(と思う)。そのエッセンスは、無用なところを適当にやり、大事なところをいかに慎重にやるかだ。そういう自分に、手取り足取りのOSは相性が悪い。先生の監視下で実験をしているみたいで、どうにも違和感だ。
とはいえ、決められた手順にしたがって実験をするのは、学生実習みたいで妙に面白い。久々に若返った気分で、今日もなんだかんだ嬉々として楽しんでしまった。
うまくいかない反応ばかりに挑戦していると、たまにはこういうことで「成功癖」をつけるのがいいかもしれない。
一度で再現性が取れるかどうか、「自分」との勝負だ。
ちなみに「400ドルの給料」というおまけつき。
何に使おうかな。るん。
| author : もっちー | 00:32 | comments(6) | trackbacks(0) |
かけがえのない感動
2006.10.11 Wednesday | category:
軽く考えたこと
研究がまったくうまくいかない。気長に構えていたけれども、いい加減、焦りを感じてきた。こういうときに助けてくれるのが仲間だ。
今日もまた、一人の後輩に助けられた。
行き詰まっていた自分に、新しいストラテジーを示してくれたのだ。
それもあまりに美しい。
――そして、それを提案したのが自分の弟子だった。こればかりは感慨深い。
いままで、実験テクニックや知識はもちろん、実験の進め方・論文の読み方・実験生活――自分がこれまで体得してきたエッセンスはすべて伝えてきた。
しかし、その成長振りを見るや、思わず恐れ入る。
「出藍の誉れ」という諺はあるが、まったくよくできた弟子だ。
芸術を語れる仲間が、また一人増えた。
| author : もっちー | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
SPIで疲れた心に・・・
2006.10.10 Tuesday | category:
軽く考えたこと
F1のことは人並み程度しかわからないけれど、M・シューマッハの結果は、なんとなく残念だった。保ち続けた均衡が、ぱたりと崩れたような感じだ。
思わずチャンネルを変えようとしたが、戻ってきたシューマッハが、クルーと笑顔で握手を交わす姿を見て、はたと手が止まってしまった。
かっこいい。
レース後のインタビューでも、チームメイトへの気遣いに「なにをかいわんや」である。
自分ならどうか?
「残念な結果に終わってしまったけれど、みんなで頑張れたからよかったよ」
口ではそう言うかもしれないが、心中穏やかではなかろう。目は心の窓だ。素直ではいられまい。
ちょこっと心がきれいになった。
| author : もっちー | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
「草枕」という名の絵 〜夜中の鑑賞会〜
2006.10.05 Thursday | category:
深く考えたこと
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、絵が出来る。
どこぞで聞いたニュアンスだ。いつの時代も、人は「無常」にたどりつく。
長明は、無常を悟り隠棲した。だが、漱石は「詩」そして「絵」。それが時代の流れなるものか。
長明から漱石――経ること七百年。このときをして、無常のなかに生産的なものを生み出させた。そう考える自分もまた、この流れに身を任せているのだろう。
とはいえ、無常が何を生み出せども、そこにある「自然」は変わらない。
それは「吾人の性情を瞬刻に陶冶して醇乎として醇なる詩境に入らしむる」ものだ。たしかに「自然の力はここに於て尊い」。
じたばたしたところで、なにかが変わるものでもない。
やはり「無常」だ。
でも、やっぱり、じたばたしてしまう。
それがいいんじゃないか。
そういうもんだろう。
おもむろに、紅葉を見に行きたくなった。
漱石は、文字で絵を描く。しばし鑑賞させてもらおう。
| author : もっちー | 02:52 | comments(1) | trackbacks(0) |
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