みなみなさま、新年あけましておめでとうございます。
いろんな人に助けられて生きているな、と思う昨今。これからもよろしくお願いします。
正月始めなので、おいしい話を。
年末の忘年会を、ビール専門店でやりました。ようやくビールをおいしく感じる年頃になったので、地ビール厨房で、いろいろなビールを堪能しました。そのビール報告を。
ヒューガルデン・ホワイト(Hoegaarden White)は、ベルギービールの中でも、最も人気の高いものの一つ。飲んでみてビックリするのは、日本のビールのような苦さとは違い、フルーティーな苦みを持つこと。オレンジの乾皮に由来するようだ。「ホワイト」というのはビールがどことなく淡い黄色だからで、黒ビールがあれば白ビールがあるという理屈と同じである。
その黒ビールでは、ドイツビールのデュンケル。ところが「デュンケル」というのは黒ビールの総称的な意味で使うよう。銘柄はたぶん
エルディンガーヴァイスビア(Erdinger Weis Bier)。お味の方は、日本で飲むビールとは全く違う濃厚な味。苦みとも違う。これはうまい!
ヨーロッパでは修道士が修行の一環でビールを造る。そういうビールをトラピステス・ビールと呼ぶ。
トラピステス・ロッシュフォールト(Trappistes Rochefort)は、マイケル・ジャクソンが「ビター・チョコレートの味がする」と評した一品。自分にはそこまでの味覚が伴っていなかったのが残念だが、独特な深い味わいが、不思議な余韻を残す。
極めつけが、同じトラピステスの
シメイ・ブラック(Chimay Black)。先日までは地元のレストランでしか飲めなかったという代物らしく、空き瓶の持ち出しもできなかったほど。今では日本で飲めるが、それでも稀少価値が高く、値段も1グラス・2500円と高い。ただ、とても上品な味わいで、飲みやすい。すっと喉に入っていき、日本の「にがいっ」というのと全然違う。ブラック以外のシメイビールならば、日本にもたくさんあるのでお試しあれ。ちらと覗いた地元のスーパーマーケットにも売っていました。
ベルギービールは「ワンビール・ワングラス」、銘柄合わせた飲みきりグラスがある。思わず、ビールにかける情熱を感じてしまいます。ビールは冷たくして飲むものかと思いきや、常温でもおいしいし、ホットビールというのもあるくらい。いろいろと目から鱗が落ちた忘年会でした。